suzuのゲーム汚部屋

ジャンル問わずゲームに対して屈託のない意見を書きます。

Rise of the Ronin雑感想

Rise of the Ronin(ライズ オブ ローニン)クリアしました。雑に感想を。

結構楽しみにしていたんですが、ハードルを上げ過ぎていたのかもしれません。面白いゲームであるのは間違いないんですが、世に出るまでが遅すぎたのかなぁと感じる部分がちらほらありました。
特にオープンワールドゲームとしてのクオリティーは2024年リリースと考えると後れを取ってるのかもしれません。
マップの収集要素はたくさんあるのですが、一つ一つはあんまり洗練されていないです。最初の横浜マップはかなり頑張って埋めてたんですが、2章、3章と進めていくうちに作業感がでてきたのであまり埋めていないです。
ただ、アクションゲームとしての面白さは流石「Team NINJA」という感じです。死にゲーではないからこその、丁度良い爽快感というか、「これ、石化さえあれば良いじゃん」感が逆に良かった。ストイック過ぎないというか。達成感よりも爽快感を感じられるようなバランスで私は気に入りました。達成感を強く感じられるような歯応えの難易度を求めていた方からは拍子抜けかもしれませんが、これはこれでありな気がしますね。(筆者は
牛尾刀がお気に入りでした)

FF7reverse感想

ストーリーについても触れてますので、ネタバレ嫌な方はブラウザバック推奨。

筆者のプレイ状況、85時間~90時間でクリア済み、トロフィー習得率74%と中途半端なやり込み状況ではありますが、雑に感想を述べたいと思います。FF7関連作品ではFF7HDリマスター版クリア、クライシスコアリユニオンクリア、アドベントチルドレン視聴済みと、年齢的にリアルタイムでFF7を追ってきた世代ではありませんが、一通りは履修しているつもりです。

 
まず、プレイしている中で強く感じたのがこの作品はFF7への大きな愛をもって作られたのだなと。内包されているコンテンツの膨大さからみてもこのFF7という作品を本当に良いものにしようとしているのが伝わります。また、昨今のAAAタイトルが抱えがちなプレイ時間が多くなるにつれて生じるマンネリ感をユーザーに感じさせないような工夫が随所に見られます。この点は非常に良かったです。しかし、その一方でコンテンツ一つ一つのクオリティは担保されておらず、コンテンツによってクオリティに乖離があると感じました。実際プレイ中に中だるみは感じませんでしたが、進めるたびに新しいことを覚えないといけないという負担は感じ、新鮮味よりも煩わしさが勝ることが多々ありました。特に気になったのは以下の点です。
・フィールド移動時の挙動の不安定さ
・エリアを移動するたびに強いられるチョコボ捕獲ミニゲーム
・ 操作キャラやパーティーを固定させ、キャラごとの見せ場を作っている点は良いが、マテリアセットの登録ができないため、みやぶるや回復等の汎用性の高いマテリアは複数人に装備させないといけない。
ケットシーの箱投げギミックの狙いづらさ
・エアリスのライフストリーム操作ギミックで、△ボタンを長押ししないと回収できない。
・トロッコシューティング、バギーシューティングの標準操作が何故かLスティック固定(パイレーツランンページでは標準操作をするアナログスティックを変更できる)
・調整不足なモーグリコープ
・ 3Dバトラーやガンビットギアーズ等の難易度設定が誤ってるもの(ガンビットギアーズはパッチで難易度緩和)
・フープデチョコボの操作性の悪さ
もちろん、これらのコンテンツのうち一部はゲーム進行に関係ないものであるため、発売前に開発の方が仰っていたようにそれらのコンテンツを無視し、メインストーリーだけを進めていっても問題はありません。ただ、ゲーム進行に関係のある部分だけはある程度洗練してほしかったのが正直なところです。ただこの点に関しては次回作がありますから、前作FF7リメイクで感じていた不満が今作でかなり払拭されていたように、3作目でまた改善され、より洗練されていくように思います。
 
また、肝心のバトルパートはどうかというと、前作に比べてよりアクション性が増しており、ATBゲージを貯めるための時間稼ぎのような受動的な戦闘ではなく、比較的能動的な戦闘を行えるようにはなっています。しかし、ロックオンやカメラ関係にやや問題があり、基本的に複数の敵を相手取る戦闘が多いにも関わらずカメラ距離が近く、ジャストガードや回避が狙いずらくなっているため爽快感があまりないです。また、召喚獣や連携システム、バーストなどシステム同士のシナジーが薄く、あまり嚙み合っていないようにも感じます。コツをつかむことができればある程度面白く感じることができるとは思いますが、慣れないとノーマルでも難しく感じるかもしれません。
 
 
そして、ユーザーの誰もが心待ちにしていたストーリーですが、これはお預けを食らったとしか言いようがないです。3作目までクリアすればアドベントチルドレンとリンクするという旨の発言を鑑みても結末は大きく変わらないと思いますし、最後の「No Promises Await at Journey's End」を見ても、クラウドとエアリスの約束は叶わないということなのはわかります。ただ、1年で続きが出るという話ではないですから、また4年近く待たされるのかと考えると、曖昧なエンディングを迎えたのは少し残念です。
 
じゃあ結局どうだったんだ、面白かったのか?と言われると、ゲームとして面白いというよりエンタメとして楽しかったという感想になると思います。というのも私自身FF7の世界観やキャラクターが割と好きなので、あの規模でFF7の世界を堪能できるというだけで嬉しいですから、プレイしなきゃ良かったとは一切思いません。ただ、FF7がそこまで好きではないユーザーであったり、今作で初めてFF7に触れるユーザーに手放しにおすすめできるのかと聞かれれば、それには首をうなずきかねます。FF7ファンへの最大級のサービスというかそういったニュアンスの方が近いんじゃないかと。